「むくり鮒」は、体長10センチ程度のフナを背開きして素焼きした後に2度素揚げし、仕上げに甘辛いタレで味付けをして作られる逸品です。
上杉鷹山公が冬場の貴重なたんぱく源として推奨したものともいわれており、置賜の郷土料理として食べられてきました。
かつては、家庭でも作られていましたが、近年では冬に出回る希少品になっています。
毎年、玉庭地区などで養殖されたフナ(令和4年は2トン以上のフナを養殖)を、「玉庭農産物加工センター」で加工して「むくり鮒」を生産しています。
むくり鮒を加工するみなさん
「むくり」とは、「めくる」が置賜弁で「むくる」となまったものが語源とされています。
フナの背を開くことから、「開運」、縁起がいいとされ、お祝いの席や正月のおせち料理の一品として食べられています。
フナの背中に包丁を入れ、内臓を取り除き、洗う
網にのせて焼く
焼き上げたフナを冷凍してねかせる
高温の油で二度揚げする
甘辛いタレにフナをからめてできあがり
・かわにし森のマルシェ 0238-42-6664
・浴浴センターまどか 0238-42-4126
・玉庭地区交流センター四方山館 0238-48-2130
・藤屋 0238-48-2516
※在庫等については、各店舗にお問い合わせください。