学生が若いうちから行政に関心を持つようにすることと、若い世代の意見を町政の参考にすることを目的に、町長と置賜農業高校生で意見交換を行いました。意見交換は、1月21日(火)に置賜農業高校で開催された生徒会総会の中で行い、当日は生徒を代表し竹田生徒会長から意見・要望が発表され、町長が回答しました。
竹田生徒会長
現在、川西町ではこまつ市をはじめとする夏まつりなど様々なイベントが企画されていますが、その運営スタッフや参加者に中高生など若者が少なく、もっと若者の力を取り込んでもいいのではないかという意見があります。
川西町のイベント企画の構想段階で川西町の中高生の意見を取り入れていただくことは可能でしょうか。
また、イベント当日にボランティアスタッフの呼びかけを積極的に行っていただくことは可能でしょうか。
最後に、今後川西町で新しいイベントを開催することを考えていますか。可能な範囲で教えていただきたいと思います。
いただいたご意見から、みなさんが町のイベントを盛り上げたいと強く思ってくださっていることが伝わりました。みなさんのような若い世代の方々に、そのような思いを持っていただいているということがとても嬉しく感じていますし、まちづくりをする上で、若いみなさんに参画していただけるのは非常に大事だと思っています。みなさんの気持ちをしっかりと大事にしていきたいと考えています。
町としても、みなさんのような若い世代の意見やアイデアを大切にしていきたいと考えています。そのためにも今回のように直接関わらせていただいたり、意見交換をしたりなど行っていきたいと考えています。その中で町で開催されているイベントについて、町だけでやっているものもあれば、そうでないものもあります。それぞれ運営主体や方法、これまで歩んできた歴史などが異なります。したがって、今後全てのイベントを企画段階から若い皆さんの意見を取り入れられるようにすることは簡単ではないということはご了承ください。まずは実現可能なイベントから、何らかのかたちで若いみなさんから広く意見を伺い、その意見を取り入れられるような仕組みづくりを検討していきます。今年川西町が誕生して70周年という節目の年であります。例年8月11日に開催している「かわにし夏まつり」と70周年のイベントを合体させて少し大きなイベントにしたいという構想を抱いてます。それを成功させるために、みなさんの力添えをいただきたいと考えています。
イベントをはじめみなさんにご協力いただきたい事業がありましたら、広く公募させていただきたいと思います。公募させていただいた際は、ぜひ積極的に参加ください。
町では、今後行政が先頭になって新しいイベントを作っていくのではなく、町を盛り上げたいと思ってくださる方々が自主的に主催するイベントを支援するかたちでイベントを充実させたいと考えております。今後町をさらに盛り上げていくためには、行政だけではなく、町民や町に通うみなさんが主役となったまちづくりを進めていくことが必要です。そういった意味でも町民参加、若い人たちの意見をいただきながら進めていきたいと思いますので、ぜひみなさんの中でこういったイベントをしたいというような声を上げていただいて町を動かしてもらえればと思います。私もかつて地元の仲間と一緒にイベントを立ち上げたことがあります。同じ世代が立ち上がって川西でおもしろいことをしようというところから始まり、自分たちで企画や資金調達をして開催しました。その中で、町に申請して補助金をいただきながら進めていったということもありました。例えば音楽イベントなどを皆さんで企画するということもおもしろいのではないかなと思います。そこに町がしっかり支援させていただき、町全体が盛り上がっていけるような仕組み作りをしていきます。