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Team Kawanishi vol.6 島津裕太さん(令和6年町報かわにし4月号掲載)

 本号(令和6年4月号)では、本町出身で箱根駅伝への出場歴があり、今はNDソフトウェア株式会社の実業団チームに所属している島津裕太(しまつゆうた)さんに密着しました。

 


島津裕太さん

 

Profile

  • 川西町吉島地区出身
  • 令和2年から山梨学院大学に進学し、第97回箱根駅伝(2021年、令和3年)に出場し、3区を力走。
  • 令和6年からはNDソフトウェア株式会社に所属し、全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)等を目指して活動している。

 

インタビュー内容一覧

 

陸上を始めたきっかけを教えてください。

 中学生のときに各部から選抜された駅伝の大会に出場した際に、九里学園高校にスカウトされたことがきっかけです。元々中学生のときは野球部に所属していたので陸上専門ではありませんでしたが、日頃から走り込みは行っていたので長距離には自信がありました。高校の練習会に参加してみて、チームの雰囲気が良かったことと、同級生が陸上以外の部活出身者が多かったことから、陸上を始めることにしました。

 

競技で記録を伸ばすために今までどのようなトレーニングに取り組んできましたか。

 まず私はジョギングを大切にしています。ジョギングは走るうえで土台となり、その土台が大切です。60分ほどのジョギングを行っています。これをやることによって、他の練習にもつながります。

 他の練習としては、私は陸上の中でもトラック種目(5,000メートルや10,000メートル走)やハーフマラソン(21.0975キロメートル)に出場しているので、競技によって変わってきます。トラック種目については、スパイクを履いてスピードを出して走る練習をします。ハーフマラソンについては、2週間に1回くらいのペースで30キロメートルなど長い距離を走ってトレーニングします。

 大会1週間前は、各自でコンディションを整えるためのトレーニングを行います。私としては、ある程度疲労感を残した方が本番で走りやすくなるので、コンディション期間もある程度のトレーニングを行います。

 

陸上の中でも得意な種目を教えてください。

 私はスピードを出すというよりは長い距離でじわじわとペースを上げるタイプなので、10,000メートル走やハーフマラソンが得意です。

 

強豪校である山梨学院大学に進学を決意した理由や経緯を教えてください。

 高校に入ったときは大学に進学することは考えていませんでした。高校3年生の夏に山梨学院大学にスカウトいただいたことをきっかけに、大学に山形出身と先輩や同級生がいることと、自分の将来を考えた結果、進学を決意しました。また、両親が自分の意思を尊重してくれたことも大きな理由となりました。

 

箱根駅伝という大舞台を経験した感想や想いを教えてください。

 最初はすごいことをやっているという実感はありませんでした。当日駅伝が始まり、自分の順番に近づくにつれ緊張感が高まり、しっかり走ろうという気持ちになりました。

 

大学生活において、やりがいに感じたことやつらかったことを教えてください。

 大学4年間の中で怪我に悩まされた時期はありましたが、陸上によく取り組み、やりがいを感じた4年間だったと思っています。また勉強についてもしっかり頑張りました。私が大学に進学したときはちょうどコロナウイルスが流行した時期で、オンライン授業が中心でした。学校には行けず寮で勉強しなければいけなかったので、同じ寮の仲間達と協力して勉強に取り組みました。

 つらかったこととしては、夏合宿があります。毎年大会がない夏の時期は長野県にある山間部で1週間ほど夏合宿が行われます。朝から夜までの3部で練習が行われ、ハードなトレーニングが行われたので毎年つらい想いをしていました。また、大学時代はコロナウイルスの流行により大学生らしい生活ができなかったこともつらかったです。陸上部には100人以上在籍していたので、感染対策として学年ごとなどにわかれて練習していました。ですが、逆境の中でも、友人と練習や勉強を一生懸命取り組めたことが財産になっています。

 

箱根駅伝以外にも数々の大会があったと思います。どのような大会に力を入れてきましたか。

 毎年11~12月に行われる日本体育大学記録会に力を入れていました。この記録会は季節が良く自己ベストが出しやすいので、多くの選手がこの記録会に向けてコンディションを合わせます。私もこの記録会で自己ベストを出せました。

 


日本体育大学記録会の様子
(島津さんは右から1人目)

 

大学卒業後、地元に帰ってきた理由や想いを教えてください。

 前から山形県で陸上に関わりたいという想いがありました。そんな中、NDソフトウェアからスカウトをいただいたので地元に帰ることにしました。

 

山形県縦断駅伝競走大会の抱負を教えてください。

 山形県のビッグイベントであるこの大会、チームを優勝に導いて地元を盛り上げたいです。個人としては区間賞を目指しています。

 

川西町民の皆さんに島津さんのどういったところに注目いただきたいですか。

 学生時代の学びで、走っているとき辛い顔をしないようにしています。ニコニコ笑って走ることが多いです。そして皆さんの応援は力になるので、走っているときはぜひ名前を呼んでほしいです。

 

今後の目標を教えてください。

 常に自己ベストを追い求めます。この積み重ねがニューイヤー駅伝(全日本実業団対抗駅伝競走大会)などの大きな大会につながっていくと思っています。大きな目標を持つことも大切ですが、まずは目の前の目標をコツコツ積み重ねていきたいです。

 それから、いつまでも長く現役でいられるように頑張ります。未来の世代にも背中で刺激を与えられるような選手になりたいです。

 


山形県縦断駅伝競走大会(令和3年)に出場した様子
(島津さんは右から1人目)

 

Information

第68回山形県縦断駅伝競走大会

 山形県のビッグマッチ。島津さんが所属する南陽・東置賜チームが12連覇を目指します。地元チームの活躍を応援しましょう。

  • 開催期間 4月27日(土)~29日(月・祝)
  • 川西中継所(旧町役場前)の通過予定日時 4月29日(月・祝)8時39分頃


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