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Team Kawanishi vol.5 仁科亜沙子さん(令和6年町報かわにし3月号掲載)

 本号(令和6年3月号)では、川西町フレンドリープラザで主に企画や広報に尽力されている仁科亜沙子さんに密着しました。

 

仁科亜沙子さん

 

Profile

  • 米沢市在住
  • 2019年から川西町フレンドリープラザに勤務し、主に企画や広報の仕事を行っている。

 

インタビュー内容一覧

 

普段どのようなお仕事をされていますか。

 事業企画の部署で働いています。主に催し物のチラシやポスターのデザインから発注までと、フレンドリープラザの広報のお仕事をしています。広報のお仕事としては、広告の掲載依頼や公式ホームページの更新、公式SNS(X、Instagram、Facebook)の運用を行っています。SNSの運用では、「井上ひさし」や「川西町」など、関連するワードを検索し、話題に反応するということも毎日徹底しています。

 また、フレンドリープラザで催しがある日は、会場準備やチケットのもぎり、影アナウンス(※1)などを行っています。

 

※1 影アナウンス
 イベントなどの会場内で音声だけでアナウンスを行うこと。

 


チラシのデザインを行っている様子

 

フレンドリープラザで働くことになったきっかけを教えてください。

 2014年からフレンドリープラザで開催された「Book!Book!Okitama!」の「一箱古本市」というイベントに客として参加したことがきっかけです。イベントの雰囲気がすごく好きで、2016年からは実行委員としてイベントに関わるようになりました。実行委員会の事務局がフレンドリープラザ内にあったので、当時フレンドリープラザに出入りすることが多かったです。その際に、フレンドリープラザの求人を見つけ、様々な企画に関われることに興味を持ち、応募しました。

 

仕事ではどのような想いを持って取り組んでいますか。

 自分の好奇心を大切にして仕事をするようにしています。フレンドリープラザで働く前は、井上ひさしさんについてあまり知識がありませんでした。仕事をしていく中で学芸員や司書の方に教わりながら学び、こまつ座の演劇にも触れ、より魅力を感じるようになりました。

 また、イベントのときは、お客様や関係者の皆様に気持ち良くご利用いただけるように心がけています。

 

イベントの企画や広報業務で工夫していることや気を付けていることを教えてください。

 企画については、常に客観的に見ることと、想像力を大切にしています。担当の企画だとどうしても視野が狭くなってしまうので、他のスタッフはもちろん、アンケートや対話をとおしてお客様のご意見も参考にしています。

 広報については、発信するテーマや情報を届けるターゲットを意識しています。今は素敵な写真1枚でバズる(※2)こともあるので、日々試行錯誤を続けています。

 

※2 バズる
 特にSNS等で多くの方に急激に拡散され、好意的な注目を得ること。

 

お仕事でどのようなところにやりがいを感じますか。

 イベントに参加したお客様が笑顔でお帰りになる瞬間にやりがいを感じます。企画から広報、本番を迎えるまで、様々な想いを持って活動していますが、お客様の笑顔を見ると、大変だったけどやって良かったと感じます。それから、日々の業務が全て経験となり、自分の力になっていることもやりがいです。

 

お仕事で大変だったことや苦労したエピソードがありましたら教えてください。

 実は人前で話すことがとても苦手なんです。仕事の中でイベントの司会をするときがありますが、苦労しています。影アナウンスをするときも原稿がないと頭が真っ白になってしまいます。

 それからイベントの集客も苦労が多いです。せっかく良い企画なのに人が集まらないと、落ち込んでしまう日もあります。

 いつも伝えることの難しさを感じています。

 

フレンドリープラザは今年30周年を迎えます。30周年に向けて取り組まれていることを教えてください。

 フレンドリープラザでは、井上ひさしさんの書斎が移設され、4月に公開予定です。他にも、シンポジウムやイベントを計画しています。決定次第お知らせしますので、楽しみにしていてください。

 会員様向けのプラス通信も30周年特大号を制作する予定です。ぜひお楽しみに。

 

フレンドリープラザで今後どのようなことを発信していきたいですか。

 イベントなどのPRはもちろんですが、フレンドリープラザの何気ない日常や川西町の四季も発信していきたいと思っています。フレンドリープラザにはスタッフブログがあります。こちらの発信も頑張っていきたいです。

スタッフブログはこちらこのリンクは別ウィンドウで開きます

 

フレンドリープラザはどういう人におすすめしたいですか。

 実はフレンドリープラザには、町外や移住者の方がいらっしゃることが多いです。フレンドリープラザにはアットホームな雰囲気があり、初めて来られる方も温かく迎えます。ですから、川西町に初めて来られた方には、まずはフレンドリープラザに足を運んでいただきたいです。

 

町民の方にフレンドリープラザのおすすめの活用方法や楽しみ方を教えてください。

 演劇やコンサートももちろん素晴らしいですが、参加型のイベントもおすすめです。「朗読倶楽部 星座」や「夏の朗読まつり」、「子ども演劇教室」、「遅筆堂文庫読書会」、「一箱古本市」など、様々な参加型イベントを開催しています。他にも今年は、ダンスのワークショップなども企画しています。参加型のイベントは、体験だけでなく、参加者やスタッフとの交流も楽しめます。ぜひ参加してみてください。

 

仁科さんにとっての川西町の魅力を教えてください。

 遅筆堂文庫があることです。毎年4月中旬に開催される吉里吉里忌で「堂則」の朗読があるのですが、毎回感動しています。川西町の誇りだと思っています。

 それから和菓子屋さんがたくさんあることも魅力です。甘いもの好きにはたまりません。

 

仁科さんの今後の目標を教えてください。

 好奇心を持ち、いろいろなことにチャレンジしていきたいです。私自身だいぶ小心者なのですが、「百聞は一見に如かず」で、これからも自分の感じるままにいろいろな経験を積んでいきたいと思います。例えば、最近では、各地で開催される読書会を見つけて参加しています。読書会のために本を読むのも大切ですが、その空間でのコミュニケーションや、他の人の見解や考えを聞くことがとても楽しく、良い経験をさせてもらっていると感じます。

 あと個人的に読書ノートをつけていきたいと考えています。読んだ時の気持ちってすぐ忘れてしまうことが多いので、本や漫画を読む中でしっかりインプットしながら、アウトプットも大切にしていきたいです。

 

仁科さんが手がけたチラシやポスター

 

Information

5月11日(土)【こまつ座 第149回公演 「夢の泪」】開演。フレンドリープラザ30周年記念公演となります。只今チケット販売中。詳細は、川西町フレンドリープラザ公式ホームページをご確認ください。

川西町フレンドリープラザ公式ホームページはこちらこのリンクは別ウィンドウで開きます

 


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