本号(令和5年7月号)では、置賜公園ハーブの会や置賜公園ハーブガーデンフェア実行委員会に所属し、ハーブガーデンの普及に向けて尽力されている安部かおりさんに密着しました。
安部かおりさん
Profile
川西町内外のハーブ愛好家が集まるボランティア団体です。現在(令和5年6月時点)17名の会員が在籍しています。主な活動内容は、ハーブガーデンで栽培のお手伝いや、ハーブの利活用法の研究・PRです。ハーブが育つこのシーズンは週に1回程度集まって活動しています。ハーブに触れることができるのはもちろん、会員と情報共有しながらハーブの勉強ができることも会の魅力です。日頃の活動により会員が知識を身に付け、今では会員それぞれが得意分野を持つようになりました。
町報で見かけてハーブガーデンフェアに遊びに行ったことがきっかけでした。あのときはハーブガーデンを見て、これ程までにたくさんのハーブが育つ素敵な場所があると知り、感銘を受けたことを覚えています。そこで出会った方に誘われてハーブ利活用委員会(後のハーブの会)に入会しました。
ハーブ利活用委員会として活動を始める安部さん。委員の一員として数多くの活動に参加し、他の委員に教えてもらいながらハーブへの知識を深められました。その後、ハーブ利活用委員会は「置賜公園ハーブの会」となり、安部さんはその会長に就任されます。
はじめは「なぜ私なんだろう。」と不安でしたが、今は責任を持ち、会員の皆さんに助けられながら頑張っています。ハーブの会は主に栽培作業がメインとなります。会員が怪我なく、無理なくできるように気にかけています。それから、会員1人1人にもっとハーブへの興味を持ってもらえるように会長として活動しています。
ハーブの会は自分の居場所のような存在です。人と会って情報交換が得られる場であり、そこで常に刺激を得ることができます。
安部さんはハーブガーデンフェア実行委員長として活動し、フェアの運営にも尽力されています。続いてフェアについてインタビューしました。
実行委員会になって、開催する側の大変さがわかりました。川西町という小さな町に豊富な種類のハーブがあることが誇らしいです。もっと多くの方に知ってもらいたいです。
ハーブガーデンにはたくさんの品種が育っています。これを生かして、ワークショップでは園内のハーブを使って開催できるようにしたいです。
大雨となった翌日、心配になって園内を見に行きました。土砂の下にハーブが埋もれている変わり果てた姿には言葉を失いました。それと同時に必ずフェアを復活させたいと思いました。フェアがリニューアルする際は、たくさんのハーブと一緒に皆さんをお迎えできるように、ハーブの会やハーブガーデンフェア実行委員として頑張ります。
ハーブの会では、園内の整備のお手伝いを頑張っています。それから、ハーブの一部を別の場所に移植し、リニューアルの際に園内に戻せるように大切に育てています。
ハーブガーデンフェア実行委員会では、フェアを開催できないこの期間でも皆さんにハーブを楽しんでいただくため、「ハーブ香るごちそうフェア」(7月1日~31日)を開催しています。
町内参加店12店舗でハーブを使ったグルメやスイーツが楽しめるスタンプラリー形式のイベントです。スタンプを集めた方には抽選で豪華賞品が当たります。
また、期間中毎週水曜日は川西町フレンドリープラザでハーブの会によるワークショップを開催します。ワークショップに参加された方にもスタンプが付きますので、ぜひ参加ください。
ハーブガーランドやラベンダースティック作りを行います。会員と話しながらハーブに癒されるひとときを一緒に楽しみましょう。
ワークショップの様子
これほどまでハーブガーデンのために活躍される安部さん。最後に、どうしてここまで尽力いただけるのか、そして、今後やってみたいことを伺いました。
ハーブに癒されることが好きだからです。私自身元々はそこまでハーブに興味はありませんでしたが、ハーブの会として活動していくうちにより興味を持つようになりました。ハーブの会には、専門のハーブ農家の方に直接質問できる環境が整っています。毎年研修に伺い、知識を深めています。
5~6年前から自宅の庭にハーブ等を植栽しています。いつかオープンガーデンにして、散策や摘み取り、そしてお茶を出してゆっくりしてもらえるような庭を作ってみたいです。
Information
置賜公園ハーブの会会員募集中。ハーブガーデンの栽培をしてみたい方、ハーブについて学びたい方、初心者大歓迎です。