上空から見た天神森古墳
(昭和58年撮影/現在は画面上方にフレンドリープラザが建つ)
天神森古墳は、町フレンドリープラザ北側に位置する前方後方墳です。
県内の確かな古墳では、南陽市の稲荷森古墳(前方後円墳/全長96m)に次ぐ大きさで、全長75.5mを測ります。
三味線の撥(ばち)の形をした前方部を持つ古いタイプの前方後方墳といわれ、発掘調査では、墳丘を囲む濠跡から、底に孔を開けた儀式用の壺(底部穿孔壺型土器)が見つかっています。築造された年代は古墳時代前期の4世紀前半と考えられています。
周濠から出土した底部穿孔壺型土器