樽平酒造主屋と蔵
樽平酒造(たるへいしゅぞう)は、大字中小松に所在する江戸元禄期創業の酒造会社です。住居と社屋を兼ねた主屋は、接続する酒蔵とともに江戸期以来の独特の景観を現在まで保っています。
道向かいにある掬粋巧芸館(きくすいこうげいかん)は、樽平酒造を創業した井上家によって昭和7年に開設された東洋陶磁を中心とする美術館です。土蔵造りの本館と高畠石を用いて建てられた日本館があり、国指定重要文化財「染付飛鳳唐草文八角瓢形花生」など14件の指定文化財を所蔵しています。
樽平酒造の主屋と6棟の蔵、掬粋巧芸館本館と日本館の計9棟の建造物は国の登録有形文化財です。
掬粋巧芸館本館