○川西町地酒による乾杯を推進する条例

平成26年3月28日

条例第4号

本町は、江戸時代の初期から酒蔵が存在し、300年以上にわたり生活習慣や食文化とともに、国酒としての日本酒が磨かれ発展し、今でも四つの酒蔵が酒文化の伝統を継承し日本酒を造り続けてきた。この背景には、日本有数の米どころとして長年米作りに励んできた農業者の努力とともに、旧越後街道の宿場町として数多くの村を商圏にもつ塩問屋、魚問屋及び料亭など長年の商業活動の存在がある。私たち町民は、この貴重な歴史、文化を後世に伝えていく責務がある。

よって、私たち町民は、日本酒による乾杯の習慣を広めるとともに、郷土愛を育み産業の振興を図るため、この条例を制定する。

(目的)

第1条 この条例は、町の伝統ある地元酒(以下「地酒」という。)による乾杯の習慣を広めることにより、地酒の普及と地域の食文化を継承し、醸造業、商工業、農業及び観光振興に寄与するとともに、地域の活性化と郷土愛を醸成することを目的とする。

(町の役割)

第2条 町は、地酒による乾杯を推進するため必要な措置を講ずるとともに、町の地酒文化を町内外に情報発信するものとする。

(事業者の役割)

第3条 事業者は、地酒による乾杯を推進するため、それぞれの役割を認識し主体的に取り組むとともに、町及び他の事業者と相互に協力するよう努めるものとする。

(町民の協力)

第4条 町民は、乾杯の趣旨を理解するとともに、町及び事業者が行う地酒の普及の促進に関する取り組みに協力するよう努めるものとする。

(個人の嗜好及び意思の尊重)

第5条 町、事業者及び町民は、この条例の実施に際し個人の嗜好及び意思を尊重するものとする。

この条例は、平成26年4月1日から施行する。

川西町地酒による乾杯を推進する条例

平成26年3月28日 条例第4号

(平成26年4月1日施行)

体系情報
第9編 産業経済/第4章 商工・観光・労政
沿革情報
平成26年3月28日 条例第4号