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川西町長だより 令和2年4月15日 天空に楔を打つ

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川西町長だよりを更新しました

 新年度が始まりましたが、気持ちが落ち込む日々が続いています。入学式や入社式を迎え緊張感と歓喜に満ちた時期なのに、新型コロナウイルス感染が世界中に広がり、感染者は100万人を超え拡大する一方です。国内も日に日に感染が広がり、県内も先月31日にはじめて感染が確認されて以来、連日感染者が報告されています。私たちの身近なところにもウイルスは忍び寄っています。
 町は2月に新型コロナウイルス感染症対策本部を設置、状況変化に対応し本部会を招集、情報の確認と町民の安全確保を最優先に、注意喚起のチラシ配布、会議やイベントの延期・中止を判断してきました。一方、商工会からは経済対策等の要望をいただきました。
 現在の感染事例を見ると、県外者との接触が感染を広げています。県外への移動や県外者との接触を心配していた不安が現実となりました。最大の問題は、元気なキャリアが多くの感染を引き起こしていることです。もうすぐGW、かわいい孫や友達と楽しみたいのですが、今年は迎え入れることも出かけることも自粛してください。本当に残念です。接触した場合は、関係者や家族の皆さんも3密に注意し自宅待機をお願いします。感染症指定医療機関はベット数も限られスタッフの負担も大きくなっています。ここで食い止めないと医療崩壊が起きてしまいます。
 先日、東北福祉大学長の「自粛要請は、仏道修行の天空に楔を打つが如くである。効果があるかわからないけれど、一人一人が自覚しなければならない」との話が印象的でした。手洗い、咳エチケット、行動自粛などウイルスを持ち込まない防御が、最大の対策になります。一方、インターネット上では、感染に対し個人攻撃やうわさ、デマが発信されています。これらは「天に唾する」ことになります。冷静な対応をお願いします。
 


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