川西町長だより　令和元年11月15日　台風19号を教訓に

川西町長だよりを更新しました

　立冬を迎え、午後４時半には日が沈み、交通事故がもっとも心配される時期です。運転手は早めにライトを点灯し、前方に注意し運転しましょう。歩行者や自転車は夜光反射材など運転手によく見えるものを身に着け行動しましょう。

　11月３日、町民表彰式典において地方自治功労者６名、長堀堰農業賞１団体１名、商工業振興賞１名が晴れの表彰を受けられました。また、藍綬褒章を１名、瑞宝単光章を２名が受章されました。皆様は卓越したご功績が評価されたもので心からお祝い申し上げます。今後とも町発展のためご尽力をお願いします。

　先月、台風19号により日本列島に甚大な被害が発生、本町においても下黒川、吉島西原を中心に床上・床下浸水、町道林道の欠損、河川の決壊、農作物の冠水や稲わらの堆積など予想以上の被害になりました。被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。町は大雨洪水警報が発令されるとともに災害対策本部を設置、避難勧告を発令し避難所の設置や水防団へ出動を要請、町民の安全確保に当たりました。最上川の水位は氾濫危険水位に上昇、国から元宿川の水門を閉鎖すると連絡があり、避難を呼びかけました。幸い人命にかかわる被害はなく、協力いただいた消防団、自主防災組織など多くの皆さんに感謝申し上げます。

　今回は様々な課題も明らかになりました。米沢市や高畠町に比べ半分程度の雨量に関わらず、最上川の増水によって支流の流下が滞り浸水が発生しました。河川の河床が上がり支障木の影響で流下能力が低下しています。町の災害対策本部では、的確な情報収集、避難所設置など初動体制に課題がありました。また、洪水のハザードマップ、避難所の見直しも必要で、できるだけ早く対応します。はじめてボランティアセンターを開設したところ、多くの方に参加いただきたいへん助かりました。被災された皆さんが一日も早く元の生活を取り戻されるよう応援してまいります。